環境について

❖ 環境への配慮(エコロジー・脱炭素)

私たちの生活や経済活動に不可欠な物流を担う運送会社は、その事業活動においてトラックなどから排出されるCO2が地球温暖化の一因となるなど、
環境に大きな影響を与える産業の一つです。
そのため、社会的責任の観点から、業界全体で環境問題に対して多角的な取り組みを積極的に進めています。

➀ CO2排出量削減への直接的なアプローチ
事業の根幹である車両の環境性能向上と運用改善が、最も直接的な取り組みです
・急発進・急加速・急ブレーキをしない「ふんわりアクセル」や、早めのアクセルオフ、アイドリングストップなどを全ドライバーに徹底しています
・デジタルタコグラフやエコドライブ管理システム(EMS)を活用し、運転状況をデータで「見える化」することで、継続的な指導と改善を行っています
・システムで位置情報をリアルタイムに把握し、交通状況を考慮した最適なルートを設定する事で走行距離を短縮し、無駄な燃料消費を抑えています

➁ 輸送の効率化による環境負荷軽減
・個別の車両の改善だけでなく、物流システム全体を効率化することで、環境負荷を低減する取り組みも重要です
・同じ方面に配送する複数の企業の荷物を、1台のトラックにまとめて積み合わせて輸送する仕組み共同配送に取り組んでいます
 ※これにより、トラックの積載率が向上し、地域を走行するトラックの総台数を減らすことができ、CO2排出量の削減や交通渋滞の緩和につながります
 (今後とも協力業者との連携を強化して、各地の配送センター機能も充実させて共同配送便の増便を目指しています)
・より多くの荷物を運べる大型車両を導入することで、輸送効率を高め、全体のトラック台数とCO2排出量を削減する取り組みも進めています

③ 資源循環と廃棄物削減
輸送業務以外でも、環境に配慮した取り組みが行われています
・ダンボールのリサイクルはもちろん、繰り返し利用できる通い箱(オリコン)の活用や、梱包の簡素化(簡易包装)を進め、ゴミの削減に努めています
・物流センターやオフィスの照明をLEDに切り替えたり、太陽光発電システムを導入したりするなど、事業活動全体でのエネルギー消費量を削減しています
・ 廃タイヤやオイル、バッテリーなどを法令に基づき適正に処理し、リサイクルを推進しています

④ 環境マネジメントと社会貢献
 ・環境経営の仕組みを構築し、継続的に改善していくため環境への取り組みを客観的な指標で管理・評価しています
・自社の環境への取り組み状況を積極的に公開及び発信しています
 (事業所周辺の清掃活動など、地域社会への貢献活動も行っています)